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No fate but what we make.

学び、パートナーシップ、生き方、働き方

不都合な不運⑥

こんばんは(^∇^)

今日も地元で"運のよさ24"と言われた自分が、過去を振り返り、いかに運のない人間がいるかを知って頂ければと思います。

何を隠そう、僕は大学時代にピザ屋で4年間働いておりました。

ピザが好きすぎて、バイトに来てはピザを食べ、また来てはピザを食べ、、、

"あいつはなんのために働きに来てるんだ?"

そんな声がささやかれていたことは知ってました。そう、何のためにバイトに来てるか?

ピザを食べるためです。

この際だからハッキリ言いましょう。
僕はピザーラで働いていたのです。
あれ?そんなに重要じゃない?

究極のピザを求め、宅配ピザ、神奈川のピザ屋、都内のピザ屋など食べ歩くこと4年。
結論づけました。

この世で一番うまいピザは、、、

サルバトーレ

んなアホな。ピザーラでしょう。
ここはピザーラにさせてください。
そうです。ピザーラにたどり着いたんです。

話戻します。
僕はデリバリーというポジションで、バイクでピザを運ぶという非常にオーソドックスでシンプルな立場にいたわけですが、原付でございました。

原付はパワーもなくタイヤも踏ん張り効かないのでつるつるしてるとこは思いっきりつるっといっちゃうわけですよ。

つるっ

つるっ

さっきそうめん食べました。

特に冬は雪が降るじゃないですか?
雪が積もったり、路面凍結の中でも、僕らは体にムチを打ち、皆様においしいピザを届けるために奮闘するわけです。

路面凍結のくだり坂なんてもう最悪ですよ?
僕回りましたからね?

人間メリーゴーランド on 原付

2回転したんですよ。
滑って転んだら中のピザがパーですもん。
必死に守るため、こけないようそのまま滑り続けたんです。回りながら。

その時はクリスマス仕様のサンタの格好だったもんですから。
それを見てた人はそれはもう素敵な光景だったに違いありません。遠くからじゃ僕の必死な形相は見えませんから。

まぁ、こけましたよ。
3回転はいきませんでした。さすがに。

こける準備はしてたので、ゆっくりと、すべてを受け入れるように、だよね。って感じでこけました。

中のピザを確認。店に電話。

"滑ってこけました。すいません。"

別の人間が難なく届けてくれました。
後で滑らなかったか聞くと、

"滑るとこなんてありました?"

•••

そんな日々を送りながら、悲劇は起きました。
悲劇はもう起きてるじゃないかって?
のん、のん、これはジャブです。

昼間。
僕はいつものように調子に乗りながら、バイクを転がしておりました。

地元では有名なVの字谷があるんですが、
そこから脇道に入ったところに逆Vの字踏切がありまして、スピードを出せばバイクのレースのように飛べる、すごい箇所があったんです。

ただ臆病な僕は、いつもそこではゆっくり上がり、下がるというように安全第一な走り方をしてたわけですが。

その日のぶっ飛び方は群を抜いておりました。
ぜんぶ、雪のせいだ。

前輪が滑り踏切の上にこけました。
バイクの下敷きになりました。

あー。またかー。
よいしょ。

ん?

よいしょ。

ん?

よいしょ。

足がちょうどつるつるするとこで踏ん張りがきかないんです。

バイクも屋根付きで少し重たいものなので、立ち上がるのに少しpowerが必要なんです。

まずいなー。とか思ってたらなんと、
踏切が鳴ってしまったんです。

下りる踏切のあの、、、下がるやつ。
やばい。

これ、やばいやつ。
やばいやつ。

すごくジタバタしました。
それはもうすごいつるつるして体全体でつるつるしてました。

電車が遠くからやってきました。

そんなバカな!
そんな映画みたいなことあってたまるか!

でも現実なんです。
電車がそこまできてる。
すぐそこまで。

この時、本気でシャレんならんほどにジタバタしました。人は死を予感するとジタバタしてもがくんです。何も考えずに。

ただ生きたい。それだけを思い。

複雑すぎて文字に起こせないんですが、なんともいえない感情に襲われた時、声が!

ボタン、押しますよ!
押しますよ!?

そこには犬を連れたじいさんが!
いつの間に!

押してくださぁーい!!
力いっぱい叫びました。

電車が目の前で止まりました。
嘘でもなんでもなく目の前で止まったんです。

車掌が降りてきて、
大丈夫ですか!?と。

車両の中の人たちがめっちゃ見てる。
無様なピザーラの人が倒れている姿。とくと見るがいい。

とりあえず僕とバイクをどかし、電車はすぐに出発。

この時、僕はとりあえず助かったという安堵から、感謝でいっぱいになりました。
そしてじいさんに礼を言おうとした所、そのじいさんもういなかったんです。
こんなに見通しの良いとこで、なぜいなかったのか。今でも不思議です。

そのあとはすぐに不安の波が押し寄せてきました。

まずは店長に電話。

すいません。こけちゃってピザが、、、

まぁじかよ!!どこのお客さん!?

◯◯さんです。

すぐ誰か行かせるわー!!

あと店長。電車止めました。

電車??どゆこと?

こけて電車止めちゃいました。

お前それを先に言えよー!!!
すぐ行く!!

店長と合流、JRに謝りに行きました。
するとなんと何事もなく許されてしまいました。賠償責任で人生終わったかと思った。

店長と店に帰ったら、ポロポロと勝手に涙がこぼれてきまして、、、

怖かった。
本当に怖かった。。

と、泣きじゃくってました。

〜教訓〜
人は死に直面すると本気になるのであれば、死をいかに身近に考えられるかが成長の鍵なのではないか。Let's 人間メリーゴーランドon原付