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No fate but what we make.

学び、パートナーシップ、生き方、働き方

1分の重要性

こんにちはー^ ^
春と秋が好きなやっちです。
寒いような暖かいような。
春の兆しまでもう少しですね。風邪を引いてる方も多いようですので、なんとか持ちこたえたいものです
(^∇^)

先日の打ち合わせにて。
施主のクリニックさんからの、
建築設計事務所さんに対するクレームで、
僕も立ち会うように言われその場にいたのですが、クリニックさんのお話にとても感動したのでシェアしたいと思いました。

現在あるクリニックからの移転で、
ビルを建てる所からの設計の依頼。
当然、素人ではわからないので、既存の医院を元に様々な設計がなされていくわけですが、一つ一つの打ち合わせを積み重ね、
施工は進んでいきました。

そして内装もきれいになり、
残り数カ所の施工段階。
ユーザーさん皆様の見学の上、
実際に見てみての様々な手直しや追加が言われました。

そして、その打ち合わせの日。
クリニック担当者の方が、改めて
関係者各位を集めたのです。

「今現在、こちらの要望により様々な手直しがされておりますし、まだこれからの箇所もあります。ただどうしても話しておきたいことがあります。あなた方は一人でも、既存の医院にしばらくいてみたという方はおりますか?」

確かに何度か現調という形で伺ってはおりますが、しばらくいた人間などはおりませんでした。

「やはりそうですよね。根本として、うちの医院の構造、人の流れ、収納の数などを理解してない人間が、設計などできますか?
完全な新規でしたら話は別です。しかし、今回は移転です。僕らのやり方を引き継ぐ必要があるし、現在の問題は改善されなくてはならない。今の構造でも、僕らは使えと言われたら使います。しかし、今の構造では確実に棚の数が足りないし、人の流れが悪い。そして資料を取るのに時間がかかる。」

全員が打ち合わせをした上で決めたはずなのに、おかしいと思っていたに違いありません。確かに、かなり細かく数字や空間の確認をしていたように思えました。
そして、僕が感動したのは最後の言葉。

「我々が仕事を進める上で多少使い勝手が悪かったりすることはいい。ただそれでは患者さんを1分、5分と長く待たせる結果になってしまう。カルテを取る距離、走り回る距離、整理しやすい収納など、僕が一番言いたいのはそこなんです。僕らの要望だけで仕事をしてませんか?患者さんのことを頭に浮かべながら、仕事をしてきましたか?」

こちらの言い分も多く伝えているようでしたが、僕はこの言葉にしばらく痺れておりました。恥ずかしい。これを言わせてしまうことは、本当に恥ずかしいと思いました。
僕は、設計事務所からの発注された家具を製作し設置する役目。現場には確認しに来るものの、なぜこうなったかの背景が見えないことが多々あります。

パターン化により、人の流れが見えなくなってしまっている内装は多くあるのではと思いました。お客様の流れを、実はもっとうまくすることができるのではないか。従業員をもっとうまく動かせるのではないか。
【当たり前】が見直されている時代。
建築側も昔ながらのことの繰り返しばかりではなく、変わらなければならない。
家具も、パターン化されてしまいがちですが、もっと考えられることがある。

非常に勉強になりました。